バイクを高く売る方法
排気量ごとのバイクの特徴
排気量ごとにバイクの特徴を紹介します。
50cc以下のバイクは、原付1種と呼ばれ、原付免許か普通自動車免許があれば公道を走行できます。原付免許の取得は、比較的簡単で16歳から取得でき、費用も7,750円しかかかりません。試験も学科のみでそれに合格すればあとは、原付き講習を受ければ免許が交付されます。
50cc以下のバイクの良さは、手軽さですね。新車も10〜20万円くらいで買えますし、中古なら5万円くらいで売っています。維持費も年に1回の軽自動車税が1000円(2016年から2000円)。自賠責保険は、3年で12410円、任意保険は、例として全年齢補償で約27000円。21歳以上補償で約15360円ととても安く済みます。ちなみに任意保険は、家族の方などが自動車保険に入っていれば7000円程上乗せすればファミリーバイク特約に入ることができ、任意保険とほぼ同じ補償を受けることができます。
駅前などに乗って行っても駐車出来るスペースが多く安心です。不満な点としては、時速30kmの速度制限や2段階右折をしなければいけないことです。時速40kmくらいで捕まっている人もいるので車の流れにのれないので乗ってて危ないと感じることもよくあります。エンジンのパワーもありませんし、使い方としては、近場の通勤や買い物といったところでしょう。ちなみに二人乗りもできません。
51cc〜125ccのバイクは、原付2種と呼ばれ、公道を走る時は、最低でも普通二輪免許小型限定が必要です。普通二輪免許小型限定は、普通自動車免許があれば9万円くらいで取れます。無い場合は、19万円くらいかかります。維持費は、任意保険でファミリーバイク特約を使えば、原付1種とほとんど変わりません。年に1回の軽自動車税は、51cc〜90ccは、1600円(2016年から2400円)。91cc〜125ccは、1200円(2016年から2000円)です。
51cc〜125ccのバイクも車体は、大きく無いので駐車場のスペースも気になりませんし、取り回しなども非常に楽です。50cc以下と違って、時速30kmの速度制限が時速60kmまでに変わるので車の流れに乗って走れますし、50ccと違ってパワーもあるので余裕をもって走れます。2段階右折もしなくていいです。この排気量から二人乗りができます。条件としては、免許を取得して1年が経過していることとバイクに同乗者用座席がついていることです。ちなみに高速道路は、走れません。
最近では、125ccのブームが起こっていて、PCX、シグナスX、アドレス、トリシティ125など人気の車種がいっぱいあります。ある程度速度も出るし、収納も大きいし、通勤、通学に使うには、もっとも利便性が高いバイクと言えるでしょう。新車価格は、20〜35万円くらいです。
126cc〜250ccのバイクは、軽二輪とよばれ、スクーターもビッグスクーターと呼んだり、MT車は、単車と呼んだりします。ここまで紹介した原付1種、原付2種と違うのは、ナンバープレートの管轄が役所から陸運局に変わります。高速道路も走れるようになります。税金もこの排気量から新たに自動車重量税がかかってきます。軽二輪に関しては、購入した時に最初に1回だけ4900円を払うことになります。
維持費としては、自賠責保険が3年で18970円かかるので原付1種、2種に比べると6000円くらいアップします。年に1回の軽自動車税は、2400円(2016年から3600円)かかります。任意保険もこの排気量からファミリーバイク特約に加入出来ないので別途任意保険に加入することになるため、維持費が高くなります。
この排気量のバイクで公道を走行するには、普通二輪免許が必要です。普通二輪免許の取得にかかる費用は、普通自動車免許があれば10万円くらいで取れます。無い場合は、20万円くらいかかります。
車両価格も大きくアップして新車だと50〜60万のバイクが多いです。パワーもあり、高速道路も通行できるため遠出のツーリングで利用するなど行動範囲も広がります。ただし、原付と違って駐車場なども気にしなければいけませんし、これくらいの価格になってくると盗難なども多いので防犯対策も必要になってきます。
251cc〜400ccのバイクは、小型二輪と呼ばれます。基本的には、126cc〜250ccのバイクと似ています。主な違いは、この排気量から車検が必要になってきます。新車で購入したなら最初の車検が3年後でその後は、2年毎に車検が義務付けられています。車検費用は、ユーザー車検を使えば20000円くらい。業者に頼めば50000円くらいかかります。
自動車重量税も126cc〜250ccのバイクは、購入時に1回だけでしたが251cc〜400ccのバイクは、購入時と車検ごとに支払うことになります。支払う額は、登録から何年経過するかによってかわりますが1年に1900円〜2500円です。2500円の場合だと購入時に3年分、車検の時に2年分を支払います。
年に1回の軽自動車税が4000円(2016年から6000円)かかります。
車検があるという理由で400ccを避けて250ccを選ぶ人も多いですがパワーが全然違いますし、車体も大きく重くなり存在感が違います。高回転域までの吹け上がりが滑らかで振動も少なく、高速走行や長距離走行での疲れが違います。何より乗ってて楽しいです。
この排気量のバイクを公道で運転するには、大型二輪免許が必要です。免許の取得年齢もこれまでは、16歳からでしたが大型二輪は、18歳からです。取得費用は、MT車であれば普通自動車免許を所有していれば20万円ほど、無ければ30万円程かかります。
バイクの車体も60万円から数百万円と跳ね上がりますがバイクの所有感もあり、圧倒的なパワーがあるので一度乗ってしまうと下の排気量のバイクに乗った時、物足りなさを感じてしまいます。バイクの魅力を堪能したい人は、大型免許を取って大型バイクに乗ってみましょう。
排気量ごとに必要なバイクの免許
免許 |
車両 |
総排気量 |
大きさ |
車輪数 |
---|---|---|---|---|
原付免許 |
原動機付自転車 1種 |
50cc以下 |
長さ2.5m以下、幅1.3m以下、高さ2.0m以下 |
制限なし |
普通二輪免許小型限定 |
原動機付自転車 2種 |
50cc超え125cc以下 |
長さ2.5m以下、幅1.3m以下、高さ2.0m以下 |
2輪 |
普通二輪免許 |
軽二輪自動車 |
125cc超え |
長さ2.5m以下、幅1.3m以下、高さ2.0m以下 |
2輪 |
大型二輪免許 |
小型二輪自動車 |
250cc超え |
軽二輪 |
2輪 |
バイクは道路運送車両法によって上記の表のように4つに分類されています。
総排気量が50cc以下は、原動機付自転車1種(原付1種)。
総排気量が50ccを超え125cc以下は、原動機付自転車2種(原付2種)。
総排気量が125ccを超え250cc以下は、軽二輪自動車(軽二輪)。
総排気量が250ccを超える小型二輪自動車(小型二輪)。
小型二輪は2年ごとの車検が義務づけられています。
一方、道路交通法で定められた免許上での分類によれば、
原付免許では排気量50cc以下の原動機付自転車1種(原付1種)の運転が可能です。
普通二輪免許小型限定では
総排気量125cc以下の原動機付自転車1種(原付1種)と原動機付自転車2種(原付2種)の運転が可能になります。
普通二輪免許では総排気量400ccまでの原動機付自転車1種(原付1種)と原動機付自転車2種(原付2種)と小型二輪自動車(小型二輪)(400ccまで)の運転が可能になります。
大型二輪免許では二輪車であれば、全て運転ができます。
ある大手の自動車教習所の免許取得費用です。
金額は、税込みです。
車種 |
所有免許 |
MT費用 |
AT費用 |
---|---|---|---|
大型二輪 400ccを超える |
なし・原付 |
312,984円 |
279,720円 |
普通 |
213,192円 |
179,928円 |
|
普通二輪 MT |
114,264円 |
100,008円 |
|
普通二輪 AT |
133,272円 |
104,760円 |
|
小型二輪 MT |
152,280円 |
138,024円 |
|
小型二輪 AT |
171,288円 |
142,776円 |
|
大型二輪の限定解除 |
大型二輪AT |
68,256円 |
|
普通二輪 400cc以下 |
なし・原付 |
226,044円 |
208,332円 |
普通 |
130,356円 |
112,644円 |
|
普通二輪の限定解除 |
普通二輪 AT |
52,380円 |
43,524円 |
小型二輪 MT |
52,380円 |
52,380円 |
|
小型二輪 AT |
65,664円 |
181,764円 |
|
小型二輪 125cc以下 |
なし・原付 |
195,048円 |
90,504円 |
普通 |
99,360円 |
||
小型二輪の限定解除 |
小型二輪 AT |
47,952円 |