バイクのエンジンオイルのチェックと交換方法

エンジンオイルのチェックは、定期的にしておきましょう。エンジンオイルは、エンジンにとって血液のようなものです。エンジンオイルの役目は、エンジン内部の潤滑、清掃、冷却です。オイルをポンプで組み上げてエンジン各部に運び、エンジンを守るためにエンジン内部を循環しています。それにより金属同士が直接擦れ合うことを防いだり、熱くなったエンジンをオイルが循環することで冷やしています。量や汚れを定期的にチェックしておかないとオイルが古くなったり、量が減ったりしてエンジンが悲鳴をあげてエンジンの寿命を短くしてしまいます。バイクに乗っている状態での体感だけでは、気づかないのできちんとチェックしておきましょう。

量のチェックは、スティックタイプとチェック窓のタイプに別れますが点検する前に必ず車体を直立させてから３０秒くらい経過してから窓をみたり、スティックを抜いてオイルを拭いてから再度差し込み量をチェックします。スティックタイプの場合は、スチックは、オイル注入口の蓋の内側についています。スティックを再度入れて抜いた後、スティックに付着したオイル量を確認します。先端のX部分の範囲ならOKです。

バイクにセンタースタンドがない場合は、誰かに直立した状態で支えてもらったりしながらチェックします。基本的に最近の国産のバイクは、オイル量は、ほとんど減りません。大きく減っている場合は、何か問題がある場合があります。BMWなどの一部の外車は、結構消費します。

汚れに関しては、窓からみても色からは、判断できないので前回交換して時からの走行距離や時間で判断します。
オイルの交換サイクルは、新車で購入した場合、初回は1ヶ月か走行距離1000kmで行います。それ以降は、空冷車でドライサンプ車やオイルクーラー付き車で無い場合は、3000km毎、または、1年毎に行います。排気量125ccから250ccまでの水冷車でドライサンプ車やオイルクーラー付き車で無い場合は、6000km毎、または、1年毎に行います。251cc以上の水冷車は、10000km毎、または、1年毎に行います。これが大体の目安です。また、オイル内のゴミをろ過するオイルフィルターは、オイルを2回交換するごとに1回交換するのが良いです。

カウルがあるバイクは、カウルをはずさないとオイル交換できない車種もあります。オイルをしっかり抜くためにエンジンが温まっている方がやりやすいです。暖気するなりしてエンジンを温めましょう。温まったらやけどしないように注意しながら作業しましょう。

まずオイルを抜きましょう。エンジンの下面にあるドレンボルトがどこにあるか探しましょう。見つけたその周囲の汚れを落としてからレンチを使って左回りにまわしてボルトを少しだけ緩めます。

次に流れ出るオイルを受ける容器をドレンボルトの位置の真下においてドレンボルトを回して外します。オイルが流れ始めます。その時にオイルフィラーの蓋を外すと流れ出るスピードが速くなります。オイルが全部流れでたら、ドレンボルトをしっかりしめます。

次に新しいオイルを上から入れます。その時に一気に全部入れずにチェック窓やスティックで確認しながら少しづついれましょう。入れ過ぎないように注意しましょう。規定量入ったらオイルフィラーの蓋を締めてオイル交換は、終わりです。

最後にエンジンをかけて数分アイドリングさせてからエンジンを止めて、更に5分くらい経過してからもう一度オイル量を確認しておきましょう。必要に応じて注ぎ足します。