バイク保険の基礎

 

 

バイクの保険には強制保険と任意保険の２つがあります。

 

 

バイク購入時に強制的に入れられる保険です。ナンバーが登録してある間は加入し続けなければならなりません。この保険はバイク屋が保険会社の代理店になっていて、バイクを売る時に、ナンバー取得や税金などの手続きと一緒に勝手にやってくれるので、買う側が気にする必要はありません。バイクの値段にプラスされ、諸費用の中に含まれているわけです。長期になるほど安いし、期限切れのまま走っているところを見つかれば違反運転で６点減点（免許停止）となってしまいます。

 

 

そのため、そのバイクを長く乗り続けるつもりなら、３６ヶ月の長期のものに入った方が安くつきます。買う時、バイク屋さんがどれにするか聞いてくるので、自分がそのバイクにどのくらい乗るのか、冷静に判断して決めましょう。また２５０cc以上のバイクはシステムが、少し違っていて、新車購入時に２５ヶ月の保険に入らなければいけません。そして２年ごとの車検時に保険更新しなければいけません。

 

 

強制保険だけでは不安という人が入る保険です。つまり入るも入らないもライダー次第という自由な保険です。高額で、負担が多いのと「バイクは車ほど殺傷能力はない」と任意保険に加入しないライダーもいますがバイクも、かなりスピードが出ますし、へたをすると大事故にも発展し億という単位の賠償責任を負うこともあるので、加入していた方が良いです。

 

 

任意保険の中にもいくつか種類があります。対人賠償保険は、文字通り人を傷つけた場合におりる保険。、死亡で１億ぐらいの賠償はあたり前なので、もしこれに入っておらずに人をひいたりしたら後の人生悲惨なことになります。

 

 

対物賠償保険は、「運転中に接触した」とかコーナーで曲がりきれずに他人の家の壁に激突して穴あけた」とかいう場合におります。タチ悪人間の車にぶつかったら面倒なので、この保険に入っておくと安心です。

 

 

車両保険は、自分で勝手に転倒してバイクを壊した場合、または相手がある事故でも相手に支払う能力がない場合などにおります。バイクは転びやすく壊れやすいものです。だからこの保険には一番お世話になりやすいです。しかし、その分この保険はやたらと高くて簡単には入ろうと決められるものではありません。

 

 

搭乗者保険は、転倒してケガをした時に治療費としております。また、うしろに女の子を乗せて走っていて時、転倒して顔に傷をつけてしまい、治療費を請求された場合も保障金としておりるのがこの保険の良い所。転びやすいバイクだから、この保険にもぜひ入っておきたいです。

 

 

 

任意保険の場合、対人、対物、搭乗者、この３つのセットの保険に入っておくのが一般的です。保険は人にではなくバイクにかけられるものです。生命保険のようにバイクの保険もライダーにかかっているものと勘違いしてる人が多くいます。しかし、それは大間違いでバイク自体にかかっているものです。だから、いくら大金払って保険に入っているからといって、他人のバイクに乗って事故を起こしても、そのバイクに保険がかけていなければ保険はおりません。また、若いライダーほど運転技術が未熟だし無茶をしがなので、事故も起こしやすいです。そのため加入者が若ければ若いほど保険契約料は高く、高齢者になればなるほど安くなっています。

 

 

契約して一年間無事故なら、次の年から保険料は安くなります。「事故を起こさなかった」ライダーに対する保険会社の評価が、保険料の割引きという形となって現れるシステムです。

 

 

保険での免責という言葉の意味は、例として対物賠償に免責３万円とある時。バイクによって破損した物の被害額が３万円にみたない場合は保険金がおりないということです。２万８千円なら、自分で払わなければなりません。かすり傷程度ならもう一回転んで３万円以上にしたほうがいいのか？と考えてしまう不条理なシステムです。

 

 

不担保という言葉の意味は、例えば２１歳未満不担保の保険の場合、２１歳の人が運転していた時に事故をしたら保険金はおりますが、２０歳のライダーが乗って事故をした時は、一銭も出ないということです。こういった不担保という保険は特約付きといって少々保険金が安くなりますが不自由な面がかなり出てくるので、高くても特約なしを選んだ方がいいです。

 

 

あと排気量が多くなれば保険料も高くなります。排気量の多いバイクは、それだけ馬力がありスピードも出るのでパワーがあれば、もし事故をした時の損害が大きいだろう、ということで保険契約料も高くなります。